本作は、2時位置に12時間積算計、6時位置にスモールセコンド、10時位置に30分積算計を備えるクォーツ式のクロノグラフモデルである。このムーブメントは、スーパークォーツに位置付けられており、温度補正機能が備わっている。これは、トライアスロンの長距離走、自転車走時には炎天下にさらされ、水泳では水によって温度が低下するなど、温度変化の激しい環境でも精度を維持することが目的であろう。
さらに、ケースはポリマーとファイバーを組み合わせたブライトライト®製で、チタンの約1/3、ステンレススティールの約1/6という軽さによって着用感を高めている。また、熱安定性に優れ、耐傷性が高く、非磁性であることも特徴だ。これらの極限に挑戦する人々をサポートするスペックは、アウトドアユースでも心強いものとなる。
ピックアップしたモデルは、ビビッドなオレンジを指し色にしつつ、同色のラバーストラップを組み合わせたスタイリングだ。本作以外にも、ブラック、グリーン、レッド、ブルーやパープルといった様々なカラーが用意されている点も本作の魅力である。
とにかくタフで、かつ外装品質が高いモデルがお好みなら、G-SHOCKの中でもハイグレードなラインとなる「MT-G」の中でも、Ref.MTG-B2000を選択肢に入れるのはどうだろうか。G-SHOCKのMT-Gは、樹脂とメタルを融合させた独自の構造によって高級感と信頼性を両立していることが特徴のコレクションだ。関連リンク:
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MTG-B2000では、樹脂とメタルを単純に組み合わせるのではなく、デザイン性と耐衝撃性能を両立させるべく、「デュアルコアガード構造」が初採用された。MT-G従来モデルでも、メタルパーツを用いた耐衝撃構造を備えていたが、ここに「カーボンコアガード構造」を組み合わせることが、デュアルコアガード構造の出発点となっている。デュアルコアガード構造は、時計モジュールを収めたカーボンモノコックケースをステンレススティール製のミドルケースに嵌め込み、ベゼルをミドルケースにビス留めすることで全体を固定する点が特徴だ。
この構造により、高いレベルにあった耐衝撃性能はさらに高められただけでなく、カーボンを多用することでチタン製と錯覚するほど軽量な仕立てとなっている。外殻はステンレススティール製で光沢感があり、縦55.1mm、横49.8mm、厚さ15.9mmと大柄で存在感がある。このような外観でありながら非常に軽量な本作は、良好な着用感が期待できる。このような存在感と着用感の両立は、本作を選ぶ動機のひとつとなることだろう。
また、昨今のG-SHOCKは外装の仕上げ品質が非常に向上しており、エッジの効いたベゼルやケースサイドが印象的だ。また、デュアルコアガード構造によってカーボンモノコックケースが覗き見えており、カーボン特有の質感とのコントラストを成し、本作特有の魅力を生み出している。
このほか、タフソーラーを採用する本作の時計性能は、G-SHOCKのハイスペックモデルに準じた高レベルなもので、アウトドアユースに文句のない仕上がりと言えるだろう。
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