カルティエは世界五大ジュエラーに数えられるほどの宝飾メゾンのため、ジュエリーブランドのイメージが強いですが、宝飾品だけでなく、筆記用具やアクセサリー、レザーグッズも手掛けており、時計もその一つです。
カルティエの腕時計は「腕時計というジャンルを開拓した先駆者」と言われるほど、時計製造の歴史において重要な存在です。
なぜならカルティエは、世界で初めて紳士用腕時計を製作したブランドとされているからです。
カルティエが時計も手掛けるようになったのは、三代目のルイ・カルティエが経営に携わるようになってからです。
友人のアルベルト・サントス=デュモンから「飛行中に操縦装置から手を離すことなく、一瞬で時刻を視認できる時計」の製作を請け負ったことがきっかけで、本格的な腕時計の製作にカルティエが携わっていくことになり、それと同時に紳士用腕時計の歴史の幕開けにもなりました。
その後、1919年に戦車(タンク)にヒントを得て最初の「タンク ノルマル」が生まれ、その2年後に「タンク サントレ」が生まれました。
「サントレ」は、ケースを縦長に引き伸ばしたデザインであり、手首に沿うよう美しいカーブを描くことから、フランス語で「湾曲」を意味する「サントレ」の名が付けられました。
これはカルティエならではのエレガンスと革新性が融合したデザインであるといえます。
今回ご紹介する「タンク サントレ WGTA0025」は「サントレ」の名の通り、緩やかにカーブしたケースが特徴的な腕時計です。
タンクを縦に引き伸ばした薄型ケースは独創的かつエレガントな印象で、緩やかなカーブがケースの薄さを際立たせており、デザイン性が卓越しているカルティエならではの奥深さを感じます。
レベルソなどに使用されているジャガールクルト「Cal.846」をベースにした手巻きムーブメント「Cal.8971 MC」を搭載し、信頼性の高い安定した動作を実現しています。
かつての「CPCP」を思わせる「カルティエ プリヴェ」コレクションの1本であり、愛好家向けの、こだわりや個性が光る腕時計となっております。
独創的なデザインと優れた技術力が融合することで、限られたシチュエーションだけでなく幅広いシーンに対応することができます。
ビジネススーツに合わせればエレガンスさがプラスされ、カジュアルな服装に合わせればワンランク上のコーディネートに引き上げてくれます。
宝飾デザインで培ったデザイン性があるカルティエだからこその、独創性と汎用性の絶妙なバランスだと思います。
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