マットブラックのセラミックベゼルには、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフの特徴であるタキメーター表示がグレーで印字されています。表面にはサンドブラスト加工を施し、艶感を抑えスポーティな印象を強めています。
リューズとプッシュボタンも、チタン製で、リューズの側面にはタグ・ホイヤーのロゴであるシールドのマークが刻印されています。
プッシュボタンはストップウォッチを思わせる形状で、押しやすくなっているのもポイントです。
視認性を高めるために創意工夫を凝らしてリメイクされており、内側の複雑な機械構造とコントラストを強調したブリッジが、全体のデザインと見事に融合しています。
ブランドを象徴するシールド型を取り入れながら、モーターレーシングの世界観を反映した構造は、時計好きだけでなくモータースポーツファンにも嬉しいですね。
さらに、ハイパワーエンジンの内部を模して重ねられたオープンワークの日付ディスクと、目盛りが刻まれた外周部のフランジ部分の段差によって、ダイヤルの奥行き感が強調されています。
インダイヤルの中身はくり抜かれていますが、インナーリングに目盛りが印字されているため、クロノグラフ計測時間も把握しやすいのも魅力です。
ひと目で文字盤をはっきりと確認できる優れた視認性と奥行き感は、このシリーズの特徴の一つ。スタイリッシュな外観を保ちながら、クロノグラフウォッチに求められる機能性と視認性を兼ね備えているところは、大きな魅力と言えるでしょう。
3時位置に30分積算計、6時位置に秒針、9時位置に12時間積算計を搭載。6時位置には日付表示を備えており、こちらも背面とコントラストを出すことで、ひと目で確認できるようになっています。
12時位置にはブランドロゴとモデル名である「CARRERA」の文字、6時位置にはスイス製を示す「SWISS MADE」の文字が印字されています。
時分針とアプライドインデックスには、
裏蓋部分も、チタン製となっています。中央部分はサファイアガラスとなっているため、ムーブメントの動きを鑑賞することができます。裏蓋の外周にはブランド名やモデル名、防水性能などが刻印されています。
搭載ムーブメントは、コラムホイールと垂直クラッチ機構を搭載した、自社製の自動巻キャリバーTH20-00（ティーエイチニーゼロ ゼロゼロ）。
キャリバーホイヤー02から大幅な進化を遂げたクロノグラフムーブメントで、一部の歯車の形状を変更している他、ローターも片方向巻き上げから両方向巻上げに改良されており、巻き上げ効率が向上しています。
パワーリザーブも約80時間となっているため、ウォッチを外したままでも3日以上動き続けます。クロノグラフの動作を担うコラムホイールの動きを鑑賞できるのもポイント。メカニカルウォッチを所有する喜びを存分に味わえます。タグ・ホイヤーのシールド型をあしらったローターや、ブリッジに施されたコート・ド・ジュネーブ装飾など、見た目にも美しいところも魅力です。
ストラップはレーシングカーのエアインテークシステムから着想を得た、新しい一体型のラバーを採用。ラグの形状と相まって手首にフィットするよう設計されており、着用感と見た目の美しさを高めています。
手に持った瞬間、まず感じるのはそのケースの精緻な仕上げ。マットとポリッシュが巧みに使い分けられたケースは、光の反射によって異なる表情を見せ、上質さとスポーティさを兼ね備えています。特にケース側面には、沈み込んだデザインになっていてスポーティなデザインが目を引きます。ラグ部分やベゼルのエッジの仕上げは、指で触れると滑らかさと緻密さが感じられ、TAG Heuerの職人技が光ります。
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